茨木市のNさまのドラム用防音室です。
この前、ガレージの中に防音室を作るための土台をつくる話で↓
http://bouon.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_6ed8.html
作った土台のうえに、いよいよ防音室を組み立てます。
このガレージの前は歩道なので、通行の邪魔にならないよう
気をつけて作業します。
水平はすでに出ているのでスムースに作業が始められました。
フレームをまず組立ます。
フレームの下にはマウントというゴムとラセンバネで
できたブロックを多数置いていきます。
床のパネルを取り付けていきます。パネルとパネルの
間に間柱があってその下には先ほどのマウントを
設置します。防音室の重量は分散されて支えられます。
このマウントのために防音室内部の音が固体振動と
なって設置した床に伝わることが防がれているのです。
壁のパネルを取りつけていきます。
ここまでくると、作っているものがなんだか見えてきます。
目の前が歩道なのでたくさんの人が通ります。
「何してはりまんのん?」
大阪の人はおっちゃんも好奇心旺盛です。
「防音室を作ってます。」
「そーでっか、こら大きい冷蔵庫でんなあ。」
「違います、防音室です。」
「ぼー おん しつ でっか、ふーん
なんですのん そのぼーおんしつって?」
「この中でね、ドラムを夜中に叩いてもね
外に迷惑がかからんという優れものなのですよ」
「ほんまでっか、それはすごいなあ ドラムは
やかましいもんなあ」
「ほんでこの冷蔵庫はどのくらい入りますのん?」
「ちゃいます防音室です。もうあんたとはやっとられんわ」
「失っ礼しましたぁ~」
天井パネルの取り付けです。これが済むと防音室の
外側の箱(1次パネルと呼んでいます)が完成します。
完成した外側の箱の中に新たに内側の箱を組立始めます。
一次パネルと二次パネルの間に電気の配線が通ります。
このドラム防音室の一次パネルと二次パネルの間には
スポンジが入っています。太鼓鳴りという現象を防ぎます。
内側が白いパネルが二次パネルの壁です。
白いのは吸音材が貼ってあるためです。
吸音材は防音室の内部の音響を整えます。
これがないと音の跳ねが大きすぎてドラマーが
何を叩いているのか自分でわからなくなります。
内部の箱の天井のパネルが取り付けられます。
作業していると 中は暑いです。
この黒くみえる穴からエアコンのダクトが出ます。
黒く見えるのはスリーブ(袖のようなワッカ)が
入っているからです。
完成です。
この後、横降りの雨が入らないように防音室をかこむ
覆いを大工さんに作ってもらいます。
工事の途中の写真です
茨木市のドラム防音室 1日目
茨木市のドラム防音室完成
茨木市は、バラの町でもあり市の
シンボルマークがバラです。帰りに
歴史のあるバラ公園にいってきました。
http://bouon.cocolog-nifty.com/photos/rose_garden_ibaraki/index.html
ドラム防音室の栗田楽器
防音室の入り口
防音室の資料請求はこちら くわしいカタログをお送りします
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