防音室の設置工事で札幌市に行って来ました。
少年よ大志を抱け!のクラーク博士の札幌農学校の
時計台が朝を告げる鐘がなります。これがそれです
11月に完成した札幌のSさまの組立式ドラム防音室は
地下室に設置されました。
札幌の防音室の組立の記録 ←写真アルバムです。
地下室といえば防音室と連想する人も多いんじゃないかな?
それぐらい地下室に防音性能は期待されるのですが、
そうじゃないこともたくさんあるようです。
地下室が地下室だけで独立しているなら、壁の向こうは土ですし
地下室の上にも土があるなら完璧です。
開口部だけをがっちり防音すれば大丈夫なはずです。
画像 高性能の立派な防音ドアです↓
しかし、地下室の上にも部屋がある場合、どこからか音が
振動としてコンクリートの壁を伝わったり、
天井や配管に振動が伝わって、それが
どこかの部屋で音になってしまう現象が起こります。
ドラムの音などのエネルギーが高い場合は
なおさらこのような事がおこるのです。
木造に石膏ボードの場合、石膏ボードに石膏ボードを
直接に貼り付ける、「増し張り」という手法があります。
石膏ボードの厚みを増やして質量を増やすわけです。
Sさまの地下室も石膏ボードをコンクリートに張り増し
されていて、そのうえに吸音材がとりつけてあります。
コンクリートの壁は相当の質量があるので、この場合
張り増しをしてもそれほどの効果は出なかったようです。
コンクリートの防音性能を増やす手法は、「ふかし張り」
なんだそうです。「ふかし張り」というのはコンクリートの
上に胴ぶちを取り付けてその上に石膏ボードを張る
という意味です。コンクリートに接しているのは、
この場合石膏ボード全面でなくより面積の小さい
胴ぶちの細い木材であるわけです。
2重の壁があることにより遮音効果が大きくなります。
もっと理想的には、コンクリートの壁とこの石膏ボード
が接していないという状態が一番です。
このためには、内側の壁はコンクリートに対して
独立している必要があります。
そして、もちろん天井も床もコンクリートの面に
接していない、つまり「浮いている状態」が
防音効果が一番高まる理想的な状態なのです。
これを実現するには、部屋の中に部屋を
浮かした状態で作ってしまう
組立式防音室しかないでしょう。
今回、ご購入いただいた2431ドラム防音室は
床方向の振動もバイブレーションマウントを
はじめ様々なカラクリで正に防音室そのものを
「浮いた状態」にしています。
防音室の中のドラムの爆音も、防音室の外には
ほどんど威力のない小さいな音になります。
例えて言うと、この防音室に猛獣の虎を
閉じ込めて中で「ガォー」とほえていても
防音室の外では「にゃー」ぐらいに
聞こえているのです。
あっ 虎はまだ入れたことはありませんが・・
このドラム防音室2431の性能を記録した動画を
youtubeにアップしてあります。
札幌のドラム防音室の性能試験 これです もう1つ
このドラム防音室はマンションの一室で夜中に
使用されている防音性能を誇ります。
ドラムの音を防音室内に閉じ込めることに
より確実に防音をするドラム防音室です。
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